営業、EC、仕入……
さまざまな職種で得た経験値が
自分を成長させてくれた

高萩 貴志

PROFILE ~これまでの経歴~

大学に通いながら専門学校で学び、ファッションの世界へ

大学1年生のとき、将来働くなら、もともと好きだったファッションの道に進みたいという気持ちが強くなりました。悩んだ末、思い切って大学を辞めてファッションの専門学校に行きたいと、親に相談。いろいろ話し合った結果、大学は辞めずに休学し、バイトでお金を貯めて、2年生から夜間の専門学校にも通うことにしたんです。昼は大学生、夜は専門学校でデザインを学ぶ生活を3年間続け、就職活動をする中でルックという会社を知りました。ルックは好きなブランドを扱っているうえに、日本にいち早く先端のファッションを取り入れ、トレンドをリードしてきた会社という印象で、将来性を感じ、こういう会社で働きたいと応募することに。面接ではとにかく「ファッションが好き」という思いを伝えたのですが、それが功を奏したのか、入社することができました。

営業から、EC、仕入、そして課長に

最初の8年間は営業を担当。インポートブランド、自社のオリジナルブランドと、いろいろな経験をさせていただき、その後EC事業に5年間携わりました。ECは自分にとって未知の分野で、正直不安もあったため、学生のとき以来久々に参考書を買ったり、セミナーに行ったりして、かなり勉強しました。大変でしたが、そうやって勉強することが新鮮だったし、面白かったです。そしてこの経験から視野が広がったと思います。それからMarimekkoに異動し、3年半ほど仕入=バイイングの業務を担当した後、現在のポジションに就きました。仕入は、特にインポートブランドでは買い付けだけでなく数字も管理するディレクター的な立ち位置で、営業時代にやってみたいと思っていたこともあり、「また新しいことができる」と胸が高鳴りましたね。いずれも特に希望したわけではなく人事異動による職種変更でしたが、こうした経験を通していろいろな人の気持ちが理解できたり、多彩な視点・思考を持てたりするようになり、すべて今に活かせています。

MY WORK ~現在の仕事内容~

ブランドの責任者として信頼関係を深め、ファンを増やす

現在はマリメッコ課の課長=ブランドマネジャーとして、主に本社チーム及び販売のマネジメント、本国とのパートナーシップの構築に携わっています。ルックがMarimekkoの事業をスタートして15年以上の長い歴史があります。その間に築き上げてきた本国との信頼関係をさらに深め、日本でより多くのファンを増やすことに尽力しています。具体的な業務は損益管理、日本市場における販促計画や商品展開の企画立案・遂行、新規店の開拓・契約・交渉、Marimekko社との契約交渉など多岐にわたります。本国フィンランドへは展示会の開催に合わせてMDやプレスとともに年4回出張し、Marimekkoのデザインやカラーリングが生まれる気候風土や文化などを肌で感じています。

管理職として心がけていること

管理職として心がけているのは、チームの目標を明確にすること、そして全員が個々の目標を持つようにすること。そこが漠然としていると、どこに向かっているのかがわからなくなってしまいます。また、「どうすれば相手に伝わるか」を重視することも、管理職になってから意識している点です。実は最初は張り切っていたせいか、「とにかく伝えたいことを伝えなくては」と、自分の考えを一方的な感じで話していました。でもそれでは目的や趣旨が今一つ伝わらない。会話のキャッチボールがないから言葉が入っていかなかったのでしょうね。そこで、よいところを褒めたり、趣味について話したり、普段からコミュニケーションを取って少しずつ距離を縮め、現在もミーティングなどで全員がフランクに話せる雰囲気づくりをしています。チームワークはみんなで意見やアイディアを出し合って、全員が同じ方向を向くようにする方がよい結果が出るので、そのためにも大切なことだと思っています。

TURNING POINT 
~仕事上でのやりがい、喜び、苦労など~

失敗は恐れなくていい

これまでに数多くの失敗をし、そこからたくさんのことを学んできました。キャリアの中で、一度もミスがないなんてあり得ません。失敗は誰もがする。起きてしまったことを憂えるより、同じ失敗を繰り返さないためにはどうしたらいいか、原因を分析し、改善策を考えることが重要です。そうすればそれは経験になり、成長につながります。部下にも、失敗を恐れず積極的に取り組んでほしい、責任はこちらが取るので、と伝えています。

TIME SCHEDULE
9:30 出社
メールチェック、売上・損益管理、商品分析
12:00 昼食
13:00 チームミーティング
14:00 他事業部ミーティング
15:00 取引先とのミーティング
16:00 販売計画の修正
17:00 海外WEBミーティング
18:00 退社

MY FUTURE ~今後の目標~

Marimekkoのファンを増やし、チームが笑顔で働ける環境を

今後の目標はまず、Marimekkoのファンを一人でも多く増やしていくことです。2024年にはアイコニックな柄"Unikko"の誕生60周年を記念して、日本で久しぶりにショーを開催しました。Marimekkoは日本だとインテリアのイメージを持たれがちですが、グローバルではライフスタイルファッションブランドとしてPRしており、日本市場もそこに伸びしろがあると考えています。東京コレクションに参加したほか、原宿で一般の方々にもご覧いただけるショーを行ったところ、人気モード雑誌に取り上げられたり、お客様から「素敵なイベントをありがとう」とお声がけいただいたりして、スタッフも感激していました。これからもチームメイトが楽しく前向きになれる機会、笑顔で働ける環境をつくっていきたいですね。

WORK STYLE
仕事をする上でのこだわり

会話のきっかけにもなる愛用品

どちらもMarimekkoのもの。ストラップ付きのレザーカードケースは名刺入れとして使っていて、展示会や取引先に伺うときに首から下げていると、ちょっとした会話のきっかけになります。がま口タイプのコインケースは5~6年前のモデル。口が大きく開いて使いやすいんです。ほかにもいろいろなアイテムを毎日活用しています。

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