社長挨拶(株主の皆様へ)

 株主の皆様におかれましては、平素より格別のご支援を賜り、心より厚く御礼申し上げます。

 当社グループは、「お客さま第一主義」のもと、お客さまに満足していただける商品やサービスをご提供することによって、国内・海外において持続的な成長と安定的な収益を実現し、更なる企業価値向上を図ってまいります。

 株主の皆様には、今後とも一層のご指導ならびにご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長 澁谷 治男

2026年第2四半期(中間期)の業績の概況について

 当中間連結会計期間におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策により緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、中東情勢や、金融資本市場の変動の影響による懸念もあり依然として先行き不透明な状況が続いております。

 当アパレル・ファッション業界におきましては、気温の上昇に伴い夏物商品の立ち上がりは好調に推移したものの、期末にかけては季節外れの低気温など天候不順の影響を受けたほか、期を通じて恒常的な物価上昇を背景に消費者の節約志向が継続したことから、総じて横ばい基調で推移しました。

 このような状況の中、当社グループは、2028年を最終年度とする中期経営計画の基本政策に掲げる「収益基盤の更なる拡大」、「資本政策の充実化」、「ESG戦略の強化」に取り組み、安定した事業基盤の構築として、主力ブランドの新規出店やブランド価値向上を目的としたイベント等の施策を実施してまいりました。

 その結果、当社グループの当中間連結会計期間の売上高は242億3千9百万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は11億3千9百万円(前年同期比39.1%増)、経常利益は13億4千7百万円(前年同期比32.1%増)、親会社株主に帰属する中間純利益は9億9百万円(前年同期比69.0%増)となりました。

 セグメント別の経営成績の概況は次のとおりであります。

セグメント別の業績について

アパレル関連事業

 「日本」につきましては、円安傾向の為替相場が継続し仕入価格が上昇する中、ブランド価値向上の施策に注力している主力インポートブランドが売上を押し上げたことで、総じて堅調に推移いたしました。「マリメッコ」においては、新規出店に加え、新作のバッグシリーズ及びブランド創立75周年を記念した日本限定商品等、バッグカテゴリーが好調に推移した結果、売上高が拡大いたしました。「イル ビゾンテ」においては、折り財布やカードケース等のスモールレザーグッズの販売が定番・新作ともに好調に推移したことに加え、高単価なバッグの販売が伸長したことで売上が拡大しました。「A.P.C.」においては、話題性のあるコラボレーション施策を実施する等、ブランド価値向上に取り組みました。その結果、当中間連結会計期間の売上高は127億3千3百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益は8億5千8百万円(前年同期比0.4%増)となりました。

 「韓国」につきましては、半導体需要の拡大を背景とした輸出や旺盛なインバウンド需要に支えられ、内需については緩やかな持ち直しの動きがみられました。一方で、中東情勢や物価上昇など消費マインドを下押しするリスクが高まっており先行き不透明な状況が続いております。株式会社アイディールック、株式会社アイディージョイにおきましては、ウォン安基調の継続で仕入価格が上昇傾向にある中、訪韓外国人観光客の増加を背景に商業施設への集客が増加したことに加え、気温の上昇に伴い初夏物・盛夏物が好調に推移したことにより総じて堅調に推移しました。2月に契約が終了したブランドの影響により、当中間連結会計期間の売上高は104億9千6百万円(前年同期比8.0%減)となりましたが、1~2月に実施した最終セールが期初計画より大きく伸長したことなどにより、営業利益は6億7千3百万円(前年同期比62.0%増)となりました。

 「欧州」につきましては、イタリアの直営店舗の売上が、欧米観光客の増加により順調に推移したことに加えて、主力の卸売事業において、日本の受注額が増加する等順調に推移した結果、当中間連結会計期間の売上高は20億8百万円(前年同期比21.2%増)、営業利益は1億6千5百万円(前年同期は1億5千4百万円の営業損失)となりました。

 「その他海外」(米国)につきましては、米国において、「イル ビゾンテ」の小売事業は堅調に推移したものの、卸売事業が米国の通商政策の影響もあり前年を下回った結果、当中間連結会計期間の売上高は1億9千1百万円(前年同期比5.1%減)、営業損失は2百万円(前年同期は3千8百万円の営業損失)となりました。

 これらの結果、アパレル関連事業の当中間連結会計期間の売上高は254億2千8百万円(前年同期比0.6%増)、営業利益は16億9千4百万円(前年同期比57.3%増)となりました。

生産及びOEM事業

 「生産及びOEM事業」につきましては、株式会社ルックモードにおいて、グループ外への売上高が増加した結果、当中間連結会計期間の売上高は10億3百万円(前年同期比3.2%増)、営業利益は3百万円(前年同期は0百万円の営業利益)となりました。

物流事業

 「物流事業」につきましては、株式会社エル・ロジスティクスにおいて、グループ内への売上高が増加した結果、当中間連結会計期間の売上高は6億4千1百万円(前年同期比1.0%増)、営業利益は3千万円(前年同期比5.4%減)となりました。

2026年12月期業績の見通しについて

売上高 470億円 (前年同期比9.8%減)
営業利益 19億円 (前年同期比8.0%増)
経常利益 22億円 (前年同期比5.5%増)
親会社株主に帰属する当期純利益 16億円 (前年同期比8.5%増)