温室効果ガス(GHG)削減の取り組み
気候変動の要因とされる温室効果ガス(GHG)排出量の削減に向けた第一歩として、ルックグループでは国内グループ連結範囲での排出量の算定を行い、削減目標及び削減へのアクションプランを定めました。当社グループでは、国際的な温室効果ガス排出量の算定基準である「温室効果ガス(GHG)プロトコル」に準じ、温室効果ガス排出量を算定しています。
2030年度までの目標
ルックグループ(国内連結)における温室効果ガス排出量実績
排出量 | 対象:ルックグループ国内連結子会社 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
SCOPE1 | 事業者自らによる直接排出 | 154 | 166 | 159 |
SCOPE2 (マーケット基準) |
他社から供給された電気・熱・蒸気 | 1,178 | 1,169 | 1,096 |
SCOPE3 | 間接排出(事業者の活動に関連する他社の排出) | 55,785 | 57,517 | 57,613 |
合計 | 57,117 | 58,852 | 58,868 |
- ※合計は、SCOPE2マーケット基準として計算
- ※飲食事業につきましては、売上構成比が1%以下であること、2023年に事業を終了していることから算定に含めていません。
- ※グループ間取引で重複するものは除外しています。
- ※SCOPE2については、売り仕契約店舗は対象外としています。
- ※排出原単位は、以下を用いて算定しています。
- サプライチェーンを通じた組織の温室効果ガス排出等の算定のための排出原単位データベース(Ver.3.3)
- 算定・報告・公表制度における算定方法・排出係数一覧
- LCIデータベースIDEAv2(サプライチェーン温室効果ガス排出量算定用)
- 電気事業者別排出係数(特定排出者の温室効果ガス排出量算定用)-R4年度実績- R5.12.22 環境省・経済産業省公表、R6.7.19 一部追加・更新
算定対象とした活動 | |
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SCOPE1 | 自社施設の燃料の消費、社有車の使用に伴う直接排出 |
SCOPE2 | 自社施設(事業所・店舗等)で購入した電気・熱の使用に伴う間接排出 |
SCOPE3 | |
category1 | 購入した商品や製品・サービスの製造・提供に伴う排出量 |
category2 | 自社施設(事業所・店舗等)の固定資産に関連する排出量 |
category3 | 自社施設(事業所・店舗等)で購入した電気・燃料・熱等の製造に伴う排出量 |
category4 | 商品・製品の仕入れ元から店舗までの輸送や、店舗間の移動等に伴う排出量 |
category5 | 自社施設(事業所等)から排出された廃棄物の処理に伴う排出量 |
category6 | 従業員の出張に使用する交通機関の燃料及び電力消費に伴う排出量 |
category7 | 従業員の通勤に使用する交通機関の燃料及び電力消費に伴う排出量 |
category8 | 算定対象外 |
category9 | category4として算定 |
category10 | 算定対象外 |
category11 | 算定対象外 |
category12 | 販売した商品・製品の消費者による廃棄・リサイクルに伴う排出量 |
category13 | 算定対象外 |
category14 | フランチャイズ店舗で購入した電気の使用に伴う排出量 |
category15 | 算定対象外 |
- ※categroy5 全て輸送段階を含む値として算定しています。
- ※category12 環境省「ファッションと環境」(https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/)より、廃棄されたもののうち66%が廃棄、34%がリサイクルになるシナリオで算定しています。
削減へのアクションプラン
2030年までの削減目標のアクションプランとして以下を計画しています。
SCOPE 1・2
- エネルギーを自社契約している事業所や店舗に関して、順次再生可能エネルギー由来の電力の導入を検討する。
- 節電およびLEDへ切り替え電力消費量を減らす。
その他
- 環境に負荷の低い資材への切り替えを検討する。(FSC認証紙など)
- 倉庫にて使用するハンガーカバー(ビニール資材)の一部のリサイクルに取り組む。
- 品質管理を徹底し、不良品廃棄を減らす。